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山水と四季の美-埼玉県立近代美術館

大熊家コレクション全47作品が常設展の一部といて前中後の三期に分けて公開されています。
中期に入りましたので改めて観覧しました。中期は6月15日までです。

5月24日は企画展がお休みなので、観覧者が少なめでゆっくり観られました。
以下の作品が印象に残りました。

野村文挙 近江八景、唐崎夜雨
水墨に淡い着色で、霧のような弱い雨の雰囲気が良く出ていました。

小室翠雲 楼閣山水ノ図
川合玉堂に似たくっきりした輪郭線の筆運びですが、静かな画です。

結城素明 春景山水
日本画の顔料の活きる、木々の新緑が鮮やかな一枚です。

川村曼舟 春宵
霞む月や、もやに覆われた木々のおぼろげ感がよかったです。白い花は桜でしょうか?

川合玉堂 蓬莱暁色図
一見ありふれた画のようですが、じっくり見れば見るほど味わいがあります。すっきりしていながら充実感のある構図、手前の松の生え具合や、その下にほのかに見える海辺の霞み具合など、奥深さを感じます。

横山大観 朧夜
画面右下の光るような桜の木が目を引きます。画ならではの印象的な表現だと思います。

横山大観 漁村曙
小さい絵葉書だと気づきませんでしたが、実作品を見て、海面が実はとても表情豊かであることに気づきました。普通はなかなかこのようには描けないものと思います。

橋本関雪 春秋山水
畳敷きコーナーで座って観ると、描かれた山の高さが感じられて興味深かったです。

今期展示を振り返ると、収集者の好みによるものか、一貫性のある味わい深い粒揃いの展示と思いました。

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